慢性的に無気力。それでも瞬間的に快楽を感じることはある。映画を観た、小説を読んだ、散歩をした、酒を飲んだ、ひとと会話をした。お決まりのこれらにひとときの享楽を覚えたとて、瞬間が過ぎればたちまち茫然とした状態に帰す。何か違うことをしてみようにも違うことの在り処を把握していない。全ての未知が落とし穴のようで馴染みのない道に逸れた途端、その暗闇に吸い込まれ後戻りできなくなってしまうのではないかと不安がつきまとう。後戻りする必要がどこにあるというのか。ただ暗闇に身を投じるだけのことに何を躊躇っている。そのとおりだ。躊躇っている。この拘束は躊躇いから生じている。
日記230315
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