海外のニュースサイトのいくつかをざっと眺めると、いま世界では中国やドイツ周辺での洪水被害がホットな話題らしい。中国ではダムの決壊や地下鉄の水没などが起こっている。ドイツでは一〇〇名以上の死者が出ている。日本国内でも、九州での大雨や静岡での土砂災害があったばかりだし、これからは台風が出現する時期だ。気象現象がひとびとに与える影響等を総じた環境問題は、数年前から世界的な課題として話題になっていながらも、国内メディアではさほど取り扱われていなかった(あるいは取り扱われてこそいたがひとびとの間でさほど話題にならなかった)印象がある。特別な関心を持っていなかったというのは自分自身もそうだ。しかしこうして大雨による被害が毎年発生し、遠い未来の問題ではなく現に直面していて、かつ人命に関わる問題である以上、無関心という態度は見直さなければいけないのかもしれない。ただ気象とか環境とか、ひとが扱うには時間的にも空間的にもスケールがあまりに大きすぎるから、なかなか関心の持ちようが難しいというのも一方ではある。
日記210722
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