朝起きるとひどい眠気とだるさがあって、だるいので今日は休みますと上司に連絡を入れてまた寝た。つぎに目を覚ましたのは13時30分頃だった。上司からあしたも休みにしたらと返信がきていたから、じゃあそれでとさらに返事をした。その後もしばらく眠かった。昨晩寝る時間が特別遅かったわけでもなく、どうしてこんなに眠いのだろうと思い返しても心当たりはきのうから飲み始めた漢方薬くらいしかない。「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」というこれは自律神経に作用するらしく、ならば眠気も誘発するかもしれぬと調べてみると、漢方薬自体に眠くなる成分は含まれてないが自律神経が乱れているひとは飲み始めの時期に「めんげん」と呼ばれる好転反応が起こることがあるようだ。不調が回復する過程は一時的な悪化を経由するらしい。何がどこまで根拠を持つ情報なのか定かでないが、実際ものすごく眠いからとりあえずそういうものだと思うことにする。夕方以降は眠気が解消されて、夜は神保町で校正の講義を受けた。今年のはじめから通っている校正の夜間講座も今日が最後の受講日で、何か身についたのかもわからなければ、今後役に立つのかもわからず、半年間特に声を交わすこともなければ名前も知らないまま週に数日顔を合わせ続けた十数名のひとらとも今後会う機会はないのだろうという薄い感傷が残るくらいがせいぜいのところだといっては寂しすぎる気もするが、しかし勤務後に講義を受けたり宿題に励んだりすることは大変だったが職場以外に通う先があることにけっこう救われていたのはたしかで、あるいはひとからものを教わる機会が貴重であることに気付かされたこともあり、それがいかに還元されるかとかそういうことはあまり関係なしに、また興味のあることを学びにどこかへ通いたい気持ちがある。あてがなくとも学びに金を使うことはたのしいということを知れただけでもよかったのかもしれない。まあでも、だけ、というのも大袈裟で、本づくりの講義を受けてまた本をつくりたいなあと思えたこともよかったし、なんだかんだ得られたことは多々あるのだろう。
日記220728
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