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日記210302

首から上の風船が飛んでいって湧き出る血が肩を背を胸を腹を腰を腿を脹脛を足先の小さく突き出た小指を伝って肘から滴って上腕骨からしたは消えかけている朝がねぼけまなこの昼間に夢へと連れ去る連れ去られた悪夢の洞穴では焚き火が行われていて陽気なひとらが歌ったり踊ったりしている間近で目を回し岩と岩のあいだに埋もれ溶け込み同化していく内臓が痙攣し鍵穴を突き刺すみたいな閃光に引き裂かれた吐き気を伴う風呂上がりの夜

カテゴリー: 日記