二十五日。前々日くらいにドライヤーが壊れて、新しいものを買いに行こうと思っていたが、残業で帰りが遅くなり、家電量販店に行く時間もなくなって、結局買うことができなかった。Amazonで注文してもよいのだが、たぶんネットだと多く種類が出過ぎてしまって、選ぶのが面倒になる気がして、調べることもしていない。上京したときに安いものを買って以来ドライヤーなんて買ってないし、日頃ドライヤーに関する新情報が入ってくることもないから、買うのにどれくらいの予算が必要なのかすらわからない。夜、弱い風しか出ないドライヤーで髪の毛を乾かす。
二十六日。退勤後、家電量販店に行ってドライヤーを買った。二千円くらいのものから二万円くらいのものまで幅広い価格帯の商品が並んでいた。安いものと高いものとではどう違うのだろうか。しかし考えてみれば、安物を六年ほど使っていたことを思えば二万円もさほど高い買い物ではない気がする。とはいえ髪の毛に対するこだわりがあるわけではないから、適当に五千円くらいのものを買った。夜、新しいドライヤーで髪の毛を乾かす。以前のものよりも断然乾くのが早いし、心なしか髪の毛がさらさらするような気もする。
二十七日。バッテリー交換で預けていたMac Bookについて、Apple Storeから電話が入った。SSDも劣化しているから交換した方がいいと修理センターから報告があった、とApple Storeのひとは言う。交換代金は六万円で、必ずしも交換しなくても大丈夫です、と話は続いた。いま修理しないとまずいということではなく、いきなり六万円を支払う能力もないから、遠慮なく断った。
二十八日。友人宅で酒を飲んだ。なんとなく盛り上がってしまい、終電の放棄を決める。コンビニで酒と花火を買って、近くの広場で夜を明かすことになった。線香花火にテンションが上がってしまって、酔いの力もあって無駄に騒いでしまった。近所のひとは迷惑に思っただろう。いっしょに花火をやったら楽しかろうに。砂の上で寝転んだら気持ちはよかったが、髪の毛に砂が入り込んでざらざらした。
二十九日。徹夜飲酒が響いて一日中寝ていた。修理に出したMac Bookが戻ってきてよかった。キーボードもきれいでたたきやすくなっている。そろそろ原稿を書かなければいけない。なんとなく今回は書き切れない気がしている。