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日記230119

ようやく離職票が届いたから市役所とハローワークでいくつかの手続きを済ませた。市役所で順番待ちをしているとき、やんちゃな雰囲気の兄ちゃんがずっと通話をしていて、しかもイヤホンをしていたから番号を呼ばれたときに気づけるのだろうかと気になった。待ち時間や隙間時間はスマートフォンで埋めるというのがいまのひとつの様式であり、もしくはイヤホンは常時耳に装着というのもひとつの様式であり、外に出ていながら仮想的なプライバシー空間を保持し没入しているという状態のひとはよく見かける。ただそれゆえに必要以上の待ち時間を過ごし、当初の目的の所要時間が必要以上にかかってしまうということも起こりうるのかもしれない。他方、そんな事態が起きてどうということもなく、実際の感覚としてはスマートフォンでSNSを見たりチャットをしたりゲームをしたりという時間の隙間で生活の必要事項を済ませているという順序のほうが適切なのだとおもう。実際じぶんも同じように、家で本を読んでいたいけど手続きを済ませなきゃいけないしせめて隙間で読めそうな軽めの小説でも持っていくかと思いながら市役所に向かったのだし。はやく離職票送ってくれと思いながら届いたら手続きに行かなければいけないから来なくてもいいのにと思ったり、はやく再就職したいと思いながら再就職したらゆっくり本を読みながらのんびり過ごすことができなくなるからまだ就職したくないとか思っている。目的をどこに置けばいいのかわからずにいる。帰りにコーヒー豆を買った。帰宅後もしばらくコーヒー豆をリュックに入れっぱなしにしてたら取り出すときに香ばしい匂いが広がった。

カテゴリー: 日記