コンテンツへスキップ →

日記250101

一日が早すぎるほどにゆっくりと過ぎる。遅い時間に目を覚まし、シャワーの熱さで体を起こす。寝ている間、ローカル線の旅をしている夢を見た。崖沿いを走る電車は途中横向きで走った。窓の外に放り出されそうで不安だった。終着駅を降りるとそこは旅館のなかだった。
シャワーを終えて、講義動画を再生する。内容は難解でよくわからないまま2時間が過ぎた。話された言葉だけでなく記された言葉を適宜確認する必要を感じる。

夜、近所の神社を訪れる。参道の出店は光を放ち、浮かれた人々のざわめきが響く。やんちゃな雰囲気が目立ち、信仰の静けさよりも消費の活気が漂う。わずかな羨望とともに感じる喧騒への倦怠。横道にそれると、屋台の裏側に隠れる暗闇が現れる。木々が垂れ、鳥居の提灯が遠くでぼんやりと灯る。ざわめきがかすかに届くなか、夜の静けさが頬を撫でる。

帰宅途中、ローソンに立ち寄り、冷凍のお好み焼きとビーフジャーキーを買う。帰宅してそれらを食べながら、芋焼酎のソーダ割りを傾ける。近くにあった本を読む。「私」という単位が制作においてどのように駆動されるべきか。素朴な私性ではなく、技術として「私」が運用されることで成される表現。その可能性を掴みあぐねていると、また眠りの気配が近づいてくる。

カテゴリー: 日記